読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

【ネタバレなし】映画「君の名は」を観て起こったこと

映画 つぶやき わたし

※解析など一切ありません。
※ネタバレもありません。
※個人的な体験や、個人的感想を綴ったものなので、
興味ない方は、スルーしてください。


* * * * *

f:id:magentasoul:20170128211814j:plain


世の中の流行に遅ればせながら、映画「君の名は」を観た。
評判がとても高いもので、言わずもがな、素晴らしい映画だった。
新海誠という方は、どんな世界観で生きているんだろう、と純粋に興味がわいた。

時空を超える話。

有名なところでいえば、"Back to the Future"や、
大好きな話でもある"Intersteller"。
これらは、「時間は一直線に流れているものではなく、行ったり戻ったり、
決して一方向ではない」ことを思い出させてくれる。

* * * * *

時空間が歪む体験をしたことがあるだろうか?
わたしは何度かリアルにある。
一番怖くて不思議だったのは、
最寄り駅から、なかなか家に帰ることができなくなった体験。
最寄り駅からいつもの道ではなく、遠回りをして、帰ろうとしたところ、
いつもある建物がなく、進んでも進んでも、自分が記憶しているなじみの場所に行けなくなってしまった。
20時半頃から始めて、1時間くらい同じとこら辺をぐるぐる回っていた気がする。
感覚的に23時とか24時の夜中なのではないか?という静けさ。
やっと家に着いた時は、22時半を回っていたと思う。
今振り返ってもなぜそんなことが起こったのか、よくわからない。

またある時は、通勤電車の中で、
ラッキーにもすぐに座れた時のこと。
ほどよい眠気が効いたのか、すぅーっと日常感覚が遠のき、
「今から何をするんだっけ?これは仕事帰りだっけ?それともこれから仕事なんだっけ?」
という問いをしたのを覚えている。
時間を見た。8:24。
間違いなく、これから仕事に行くんだ。
そう言い聞かせて会社まで行った。
会社の最寄り駅に着いたら、いつも通りの日常感覚が戻った。

* * * * *

映画を観終わった後、言葉を失った。
ただひたすらに走って走って、歩いて歩いて、
雑踏の中に身を置いて、「いつも」の感覚を取り戻したかった。
でも、すぐには難しかった。
時間にしたら、1時間くらい新宿の街をさまよい歩いていた。

わたしは生きているのか?
あなたは生きているのか?
もし「生きている」というのなら、
何をもって、「生きている」というのか?

3次元的に言えば、危うい状態だったかもしれない。
歩きながら、何度かタクシーにぶつかりそうになった。
自殺願望などない。
まだまだ生きたいと思っている。
でも、「時空のスキマ」に吸い込まれて、
そのままカラダ的には「死んで」しまい、
むこう側に行く人は結構いるのかもしれないと思った。
神隠しとか、忽然と姿を消す人は、カラダ的に死んでしまったのか、
違う次元に行ってしまい、2度と会えなくなってしまったんだろう。
並行宇宙という考え方にして思えば。

「生きている」だなんて、思い込みの世界なのだ。
自分が「思い込んでいる」から、この3次元の世界にとどまっていられる。
固定していられる。
思い込めず、固定できないのであれば、本当にここは地獄だ。
ここにとどまるため、有限の「カラダ」という入れ物を使う。
3次元を楽しむための必須アイテム。
意識からすると、とても狭い入れ物だから、苦しい。
要は、わかって使っていれば、「こういうものだ」と思い込めばいいのだけれど、
そうでないと、苦しいし、しんどい。
なんでわざわざこんなことしているのか、わからないだろうと思う。
もっと言えば、深い所ではわかっているんだけど、
生まれて来る時に、その記憶をリセットして生まれてくるのがルールだから、
覚えていない、と思い込んでいる。

* * * * *

話はまた戻るけど、
「君の名は」の内容はともかく、
自分がなぜ今、ここにいるのか?というのを再確認したような気がする。
あと、3次元の錯覚、(今読んでいる「サピエンス全史」の言葉を借りると、
「虚構」"fiction"というものか)がとても美しいということ。
美しく、面白く、当たり前など何もないということ。

人は、ひとり1宇宙を持っていて、それらを生きている。
みんな違う宇宙。
違うと認識できる脳を持っているのは、「違い」を楽しむため。
違わないと出会えないから。

「君の名は」はもう2度と観ることはないと思う。
人によって、全然違う感想だろうから、いろんな面を楽しめるから、
空前のヒットになっているんだろう。

観た人のいろんな感想を聴いてみたい。

最後まで読んでくださった方、ありがとう。